受験アイドル

地方でもご当地アイドルを育てて、地域活性化につなげようという動きが
ある。
わが松山でも「ひめキュンフルーツ缶」というアイドルグループが誕生し、
地味に商店街で活動している。


アイドルというのは、基本的に唄って踊るものである、と多くの人が考えて
いる。
それはそれで正しいのだが、それ以前に、可愛い女の子(あるいは男の子)
たちがキャッキャウフフしている姿を見せるだけでもよろしくないか。


で、私は受験アイドルというのを考えた。
可愛い女の子の中で勉強のできる子を選抜し、有名大学を受験させるので
ある。
それをドキュメンタリーのように撮影し、YouTube で流す。


我々はその子たちがひたすら勉強している姿に萌える。
ガチで全国模試を受けてもらい、成績に一喜一憂する彼女たちを見守るの
である。偏差値によってはメンバーの入れ替えもある。


これは、アイドルのコンサートに行って一緒に唄って踊る、という応援ス
タイルからはかけ離れているので、従来のアイドルヲタは興味を示さない
だろう。


だが、コンサートに行く勇気のない人や知的な女の子が好きな人は食いつ
くのではないかと。
「この過去問が分からないので、解き方教えてくださぁい」
とか言われると、マジレスする人がファンになりそうな気がする。


問題は、有名大学に進学するような子は、アイドルにはなりたくない、と
いう事実である。
ていうか、プライバシーを犠牲にして得るものはお金だろうけど、唄った
り踊ったりしなければお金の発生がないのだ。


やはり企画倒れだな。