Boaz2010-12-29

今日の読売新聞の一面に「わが子は国際学校へ」という記事があった。
公立の小学校に通わせずに、インターナショナルスクールやシンガポ
ールの学校に通わせる親を紹介していた。


韓国では、英語圏に子供と母親を送り込む家族がいるらしいが、その
日本版だそうだ。


これらの親は、国際人というのを英語が話せる人だと思っているらしい。
しかし、英語圏で幼少期を過ごした子供たちは、自分の精神的基盤をど
こに置けばいいのだろうか。
私には、英語が多少話せるバカを育てているとしか思えない。


そして、こういう記事を得意げに掲載している読売新聞は、いったいど
この回し者なんだろうか。
財界の幇間とでも言うべきか。


経営者は円高リーマンショックの不景気を隠れ蓑にして搾取をしてい
る。若者を教育するコストを大学に丸投げして、将来の中間層を破壊し
ている。


「使える英語」教育を文科省に要求するのも、実に近視眼的だ。
財界の人々は、いつからこんなに頭が悪くなってしまったんだろうか。