もうしばらく東京には行けないだろうから、建設中の東京スカイツリーを
見に行った。
半蔵門線の押上駅を降りて地上に出たが、でっかいビルがあるだけで塔が
見えない。
あれ、間違えたかな、と思って移動すると、ビルの影から巨大なタワーが
ぬうっと出現した。
すでに日が暮れていたので、よけいに驚いた。
どっかで写真を撮ろうとうろうろしていると、歩いているおじさんが、あ
っちに撮る場所があるよ、と教えてくれた。
駅から3分ぐらいの場所に、ちょうどスカイツリーがフレームにおさまる
ポイントがあって、小さな撮影場所になっている。
で、写したのがこれ。
日没後で解像度の低い携帯のカメラなのでボケボケだ。
写真を撮って、駅のまわりをぐるっと歩いてみた。
普通の下町で、買い物帰りのおばちゃんが自転車に乗って走っている。
自立している電波塔としては世界最大のタワーが建設中だが、庶民の生活
はまったく変わっていないあたりが面白い。
完成してエレベーターで昇れるようになったら、もっと人がやってくるだ
ろう。
もしかしたら町の様子がすっかり変わってしまっているかもしれない。