大河ドラマ入門

大河ドラマ入門 (光文社新書)

大河ドラマ入門 (光文社新書)

まず、著者直筆の似顔絵について触れなければなるまい。
マウスで描いたのですか? と突っ込みたくなるような絵である。


私は、この新書の編集者が無能だから、このような似顔絵が掲載
されてしまったのだと思う。
いかに著者が自信満々で提出してきたとしても、きっぱりと断る
べきだったのだ。


なぜなら、ちゃんと大河ドラマのポスターは載っており、これを
見るだけで十分だからである。
なぜ似顔絵のイラストが必要だったのかが分からない。


これによって著者の審美眼が疑われてしまうこともあるだろう。
マイナスイメージしか生まないようなことを編集者がしてはいけ
ない。


できれば山藤章二の似顔絵を版権フリーにしてネットで公開して
もらいたいぐらいだ。
そうすれば、こんな無様なことにはならなかっただろう。


本文については、分かりやすくて面白かった。
特に歴史ドラマにおける登場人物の名前については、なるほど、
と膝を打った。


私も、若者たち、特に中学生・高校生たちには、大河ドラマ
見てほしいと思う。
少しでも歴史に親しんでもらえば、そこから興味がわいてくる
こともあるだろう。


幸い、ここのところイケメン俳優をキャスティングしているの
で、そこから大河ドラマに入っていっても全く問題はない。
NHKも若い視聴者を獲得したいのだろう。


できれば、巻末に記載されている大河ドラマの一覧に、著者の
評価を☆でつけてほしかった。