DQNの絆

先月末、愛媛県今治市で、恐喝容疑で護送中の犯人が脱走する
事件があった。
ワゴン車の後部座席に乗っていたらしいが、手錠や腰縄がゆるく、
それを外してドアを開けて逃げたのだそうだ。


その後、脱走犯は約2週間後に京都で捕まった。


私が驚いたのは、彼の逃走を手助けした男女が何人もいたことだ。
逃走幇助か何かの罪で逮捕されたのだが、それにしてもなんと濃密
な人間関係であろうか。


例えば私が脱走したとしても、私を匿ったり、クルマで県外へ運ん
でくれるような人はひとりもいない。
ある意味、脱走犯がとてもうらやましかった。


私は、犯人がどういう奴で、どのような人間関係かは詳しく知らな
いけれど、ほぼ間違いなくヤンキーであろう。


彼らのつながりの強さを、もっといい方向に向けさせれば、地域社
会が発展するであろう、とヤンキー研究の本にも書いてあった。


もっとも、彼らは面白そうだからやっただけだろうけど、警察も半
ば感心したのではないだろうか。