ここで言うことでもないのですが、いま私の中でゴージャス宝田ブームが
おこっております。
「キャノン先生トばしすぎ」という傑作を読んでしまったからです。
私がエロマンガを読むときは、作者の狂気を見ます。
(オレはどうしてこういうシチュエーションやこういう女の子が好きなのか
自分でもわからないけど描かずにはいられない)というパッションです。
これがない人は、私にとっては面白くない作家であります。
もちろんエロマンガ家も商売ですから、編集からこういうのを描いてね、
と言われて器用になんでも描ける人の方が重宝されるでしょう。
私はそういう才能も認めます。
一方で、幸か不幸か、自分の性癖がかなりニッチなところにある人がエロ
マンガ家になってしまったとき、そのマグマを爆発させるかどうかが名作
を残せるカギになるのではないかと思います。
非常に読者を選ぶ作品であり、誰もに勧められるものではないのですが、
おそらくマンガ好きな人はすでに評価をしているでしょう。
2007年の作品ですからね。
それにしても、日本のマンガの奥深さというのは世界一ですね。
こんな妄想を描いて本屋で売っている国は日本だけでしょう。
米国は現実にやっちゃうから困りますね。