本日はお墓参りをしてきました。
出発が遅れたので、到着したときには夜7時と、すっかり日も暮れて
おりました。
もし彼が今も生きていれば、どうだったでしょうか?
たぶん、彼がいるときには一般的でなかったインターネットにはまっ
ていたかもしれません。
彼が死んでから私が過ごしてきた年月は、もうけっこう長くなって
しまいましたが、彼に胸を張って報告できるようなことは何一つあ
りませんでした。
私は誰も幸せにしていないのです。ただのひとりも。
そう考えると、私が生きているより、彼が生きていた方がずっとよ
かったと思えてなりません。
私には死ぬ勇気がないので、このままずるずると生き続けるでしょ
う。
それがなんだか申し訳なくて、お墓の前に立つたびに彼に謝ってし
まいます。
次にお墓参りに行くのは、春分の日でしょう。
そのとき私は何をしているのか、一寸先は闇であります。
寿命が尽きるまで、みじめな暮らしを続けることが、彼に対する供
養なのかもしれません。