おっぱい考

先日あったNHKスペシャル「ヤノマミ」を再び見ていたら、前から不思議に
思っている疑問を思い出した。
裸族のおっぱいについてである。


裸族のおっぱいはだいたい砲弾のように突き出ているか、べしゃっとつぶ
れている。
我々がグラビアで見るような、きれいな円形のやわらかいものはない。


これはなぜか。


まず、裸族は女性といえども身体が鍛えられているだろうから、大胸筋が
発達しているはずだ。なので、垂れ下がらずに突き出ているのだと考えら
れる。


また、脂肪分もあまり蓄積しないだろうから、自然と豊乳にはならず、筋
肉質な硬乳になるのだと予想できる。


もうひとつは、性的な視線が注がれないためではないか、と思う。
日常的におっぱいが丸出し状態だと、そこに性欲を引っ掛けるためのフック
がなくなってしまう。やはり、普段は隠されているものが顕になることで
性欲は亢進するのではないかと。


そうすると、女たちは自分のおっぱいについて無関心になり、胸の谷間を
作るために寄せて上げるなんて面倒なこともしなくなる。
野放しにしておくと、たいていはああいう形に落ち着くのかもしれない。


と、ここまで書いてみて関係のないことを思い出した。
それは、江戸時代の女性も、自分のおっぱいについては、それほど感心を
持たなかったのではなかろうか、ということだ。
和服というのは胸をぺったんこにした方がいいものだし。


もしかして、思春期からブラをつけているからこそ、カップに沿うような
形に形成されていくのだろうか? いや、まさかそんなことはなかろう。
むしろ、グラビア系のおっぱいの方が珍しく、裸族系のおっぱいは普通な
のかもしれない。


普通のおっぱいを山ほど見ている医者は、たぶんこの意見に賛成してくれ
るはずだ。