なぜ日本車の名前は外国語風なのが多いのか?
メーカーが、そう名付けることでより売れると思っているからだろう。
一方で、ヨーロッパのクルマは記号や番号が多い。
あくまで実用性のあるマシーンだから、という認識なのかもしれない。
飛行機のネーミングをみると、戦前の国産戦闘機には漢字で名前がつ
けられたものが多い。
戦闘機は個人で買うものではないので、名前の意味づけも違うのだけ
れど、自動車に応用してもよさそうなものである。
戦後の飛行機は、基本的に記号になっている。
これは、外国の飛行機をベースにしたものが多いからだろうか。
やはり無機質なマシーンのイメージがする。
軍艦には和風の名前が似合う。
米軍は偉人の名前をつけたりしているけれど、日本でそれをやるとな
んだかおかしい。
“ジョージ・ワシントン”という船はあるけれど、“坂本竜馬”という
軍艦は違和感がある。
やはり、川や山の名前でないとしっくりこない。
自動車メーカーは、漢字の商標登録もしているのだろうか?
日本車でも、ときどきカムリとかフーガのような、和風の名前にする
ことがあるけれど、漢字にすることはない。
ここまでクルマが売れなくなったのだから、いっそ漢字で売り出して
みたらどうかと思う。