NHKの朝ドラ「だんだん」の評判があまりよろしくない。
私も見ていて、話に無理があるような気がする。
前作の「瞳」もつまらなかった。
NHKは、視聴率も苦戦しているし、この枠の見直しを検討してもいいの
かもしれない。
ただ、一つやっていないことがあるのではないか。
それは朝ドラのドラマである。
ヒロインを朝ドラの主演女優にして、彼女が成長する物語を作ればいい
のではなかろうか。
例えば、10代で朝ドラのヒロインに抜擢され、ドラマが大ヒットするも
のの、そのイメージから脱却できず、その後は鳴かず飛ばずの女性がい
る。
20代で女優の仕事に見切りをつけ結婚するものの、相手の浮気で離婚。
子供を育てながらシナリオスクールに通い、30代で脚本家になる。
その後、朝ドラの脚本を任されるものの、視聴率が低く、ネットでも叩
かれる。
しかし、後に結婚することになるプロデューサーに励まされ、見事な
脚本を書き上げ、後にそのドラマは賞を受賞することになる。
めでたしめでたし、というプロットだ。
もうひとつ、そのまま女優を続け、朝ドラのヒロインの母の役で話題
になるような演技をし、その後大女優になっていく、というストーリー
でもいいかもしれない。
ともかく、自らを笑う余裕がなければ、このようなドラマは作れまい。
はたして現在のNHKにそのようなゆとりがあるのかどうか。
底力を見せてほしいですね。
