デブになるきっかけ

最初に断っておくが、私はデブという言葉を使うけれど、太っている人に対して
特別な悪意はない。ただ、大変そうだなぁ、と思うだけである。


会社の同僚で、体重が100kgを超えている人がいる。
こないだ興味本位で、高校のときの体重を訊いてみると、75kgぐらいだったという。
身長とのバランスでいうと、やや太めといった体型だったようだ。


では、いつから太ったのか、とさらに突っ込むと、浪人をしていたときだという。
親元を離れて予備校に通っており、自炊をせずに近所の喫茶店で毎日カレーを食べ
ていたのだそうだ。
一年で15kgは太ったらしい。


心の中で(お前はキレンジャーか!)と思ったのだが、なるほどカレーは油がたく
さん含まれているから、毎日食べると確かに太るのだろう。
それにしても、よく飽きなかったものだ。


そういえば、私の友だちが大阪に住んでいたとき、近所に天下一品ラーメンがあり、
しょっちゅう食べていると確実に太ったとのこと。
あそこのスープを飲んで入れば、そりゃ太るだろうなぁ、と思う。


いま、ある程度太っている人は、病気や薬の副作用でない限り、何かきっかけにな
るものを食べて体重が増えたはずだ。
それは何だったのか、統計をとってみたい。


おそらく、カロリーの高いものを飽きずに連続して食べていたはずだ。
なぜ飽きなかったのか、今もずっと食べているのかも知りたい。


私は、一時期コイケヤのポテチ(のり塩味)にハマッたことがあり、毎晩ビールと
ともに一袋食っていた。
1ヵ月ぐらいで見事に腹に脂肪がついたけれど、さすがに飽きてしまい、それから
ポテトチップスをほとんど食べなくなった。


デブの人は、この壁を乗り越えて食べられるからこそ、体重が激増するのだろう。
ある意味、すごい意思の力だ。それとも何も考えていないのか。
ともかく、胃腸が丈夫な人たちなのですね。