ラパンというクルマは、けっこう売れているみたいだ。
私も街でよく見かける。
女性向けのクルマは、エンジンとかサスペンションの性能よりも、見た目の可愛らしさが
一番らしい。
私はラパンがそれほど愛らしいとは思えない。
メーカーはもっとデザインに力を入れるべきだろう。
たぶん、女性にとって自分のクルマは、ハンドバッグと同じようなものではないかと思う。
割と使い勝手がよくて、デザインがよくて、できれば他人とかぶらないものがいい。
とはいうものの、ルイ・ヴィトンのバッグは日本市場の3割ぐらいを買い占めているそうだ
が。
いっそのこと、自動車メーカーはブランドと提携したらいいのに、と思う。
エルメスとかグッチがデザインしたクルマを売り出して、日本はおろかヨーロッパの市場
も席巻すればよろしかろう。
私が思いつくぐらいだから、たぶん20年ぐらい前にはメーカーも検討したはずだ。
実現してないということは、ブランド側に法外な料金を要求されたか、市場が成熟してい
ないと判断したからではなかろうか。
あるいは自動車メーカーとしてのプライドがあるからかもしれない。
もはやそんなことを言っている段階ではないと思うけれど。
何も、ルイ・ヴィトンのマークを全体にちりばめたデザインにしろ、と言っているわけで
はない。きちんとブランド側のデザイナーが主導した形のクルマで、色もそれなりに凝っ
たものにすれば売れる、ということが言いたいのだ。
ハンドバッグにあれほど金をかけるのだから、多少クルマが高くても十分モトはとれると
思うんだがなぁ。