マッサージチェア

てなわけで、肩が痛い痛いと苦しんでいると、そういえばうちにはマッサージチェアがあったぜ、
と思い出した。
確か10年ぐらい前に両親がけっこうな金額で買ったやつだ。


以前、数回だけ使ったことはあるが、まあこんなもんか、という感想だった。
別に肩コリでもなかったし、微妙にくすぐったいな、と思う程度だ。


ところが、今回使ってみて評価は一変した。
これは神の発明ではなかろうか。


熱いお風呂に入ったときに、思わず「あ〜‥‥」と声が出てしまうことがあるが、このマッサー
ジチェアもまさにそんな感じだ。
自分が、ここだ、というところを、ピンポイントで刺激してくれるのだ。
しかも強すぎず弱すぎず、絶妙な力加減である。


これは肩コリの人は手放せないだろうな、と思う。
恐らく、こういうものを開発・販売しているのは日本だけだろう。
外国には「肩コリ」に相当する言葉がないというが、このマッサージチェアは世界市場を席巻で
きるはずである。


ウォシュレットにしろマッサージチェアにしろ、ちょっとした快適さをここまで追求するのは、
世界でも日本人だけなのかもしれない。
日本人でよかった、と思う瞬間である。