海原雄山の「雄山」って、雅号らしいですね。
(雅号っていうのは、芸術家なんかが自分でつけた優雅な名前のことです)
てことは親につけてもらった本名があるはずですが、マンガでは明らかにされていません。
息子の山岡士郎も、親を雅号で呼んでいます。
彼だけは本名を知っているのでしょうか?
もし海原雄山の本名が、わりと情けない名前だったらちょっと嫌ですよね。
すでにあるイメージが壊れちゃいそうです。
「ゆうざん」っていう名前は、「ざ」という濁音が入っていて力強い印象を与えます。
雅号は自分でつけるらしいので、格好よく響くものに決めたのかもしれません。
私にとって偉そうに聞こえる名前はドイツ系のものです。
ヴィルヘルムとかリヒャルトなんて、どんな怖いオッサンか、と思ってしまいます。
英語にするとウィリアムとリチャードなんですけどね。
よう、ビル! ヘイ、リック! てなもんですよ。全然こわくない。
香港の人は、英国の植民地時代に自分の名前を英語でもつけてましたが、中国に返還された
いまでもやってるんでしょうか?
日本だと芸人がそういうことをしてましたね。
カールスモーキー石井とかイジリー岡田なんかは、ちょっと軽い印象です。
テリー伊藤は本人が怖いキャラだから、わざとテリーなんて芸名にしてるのかも。
大正時代ぐらいまでは漢文の知識のある人が多かったから、わりと気軽に雅号をつけること
ができたのでしょうが、戦後はいけませんな。
雅号をつける習慣は廃れてしまいましたが、インチキ外国語よりはいいんじゃないでしょう
か。
ネット上のハンドルネームも、自分の別名なわけですから、あるいみ雅号みたいなもんです
よね。
わりと気軽につけられる人もいるでしょうし、私みたいにいろいろ考えた挙句、失敗する人
もいるでしょう。
誰かハンドルネームの変遷と、どんな傾向でつけられているのかを調査してほしいですね。
現実に親が考える名前のトレンドは毎年発表されています。
10年単位で見ると、ちゃんと流行の名前があるわけで、ハンドルネームもそういう流行があ
るのかどうか、ちょっと興味があるのです。
リアルな本名は、一度決められたら普通は変更がききませんが、ハンドルネームは自分でい
くらでも作れますよね。
その分、時代の気分に左右されやすいのではないかと思います。
「トリビアの種」とかでやってくれないかなぁ。
本文とはてなセリフはあまり関係ありません