平凡な人の受難

全くまとまらないことを書きます。


国際競争という言葉がある。
誰も説明してくれないので、自分なりに考えると、同じ品質なら安いものを買う、ということだ。
単純な話だが、一年を10万円で生活できる国の人と、100万円ぐらいは必要な国の人が競争したら、
ふつう賃金が安い国の製品が売れる。


そうすると、生活にお金がかかる国の人は、特殊な技能を身につけないと高い給料をもらえない
ことになる。だって、誰でもできる仕事は、安くやってくれる人がいる国に頼めばいいから。
(ただし、この理屈が当てはまるのは、単純労働で生み出される工業製品だけだと思う)


これまで多くの企業は、大学の教育に全く期待をしていなかった。
とにかく体力のある新卒を採って、自社で研修して一人前にしていたはずだ。
ところが、どうやらこのコストを削って、少数の幹部候補生だけに研修を受けさせ、誰でもできる
仕事は派遣社員に下請けさせるようになった。


一方、大学は企業の要請に応えるかたちで、リベラルアーツを捨てて、ビジネスマンの予備校に
姿を変えている。
そういうケアをしない学校は、今後生き残れないだろうと言われている。


高校は進学校が、やはり大学の予備校にようになってしまい、それ以外の学校は大量のフリーターを
生み出している。


さて、もしここにひとりの平凡な中学生がいたとしよう。
これまでだと、何となく勉強して普通の高校に入り、そこそこの大学に進学し、まあまあの会社に
入っていたはずだ。
しかし、これからは進学校でがっつり勉強するか、そうでない高校に行くか選択しなければならない。


親がしっかりしてないと、たぶん子供は怠ける方を選ぶから、ここで人生はコースアウトして終わる。
がんばって大学に進んでも、エントリーシートに目立つことを書くためには、ぶらぶら遊んでいるわけ
にはいかないから、充実したキャンパスライフというやつを送らねばならないだろう。


首尾よく勝ち組企業に入社できたとしても、残業残業の日々が待っている。
とはいえ、確実に昇給するしボーナスも出るだろうから、成果をあげさえすれば安泰だ。
稼いだお金で資産運用を始めたら、人生ゲームに勝ったも同然。おめでとう。


私は何が言いたいのか? 


平凡な人は、がんばって非凡にならなければ安定した生活ができない。
平凡な人が平凡なままでいられないのは、なぜだろうか? ということだ。


そんなのは怠け者の屁理屈であって、落ちこぼれるのは自己責任だよ、という方もいるだろう。
私が世の中を僻んだ目で見ているからであって、フツーに暮らしている平凡な人がほとんどだよ、
という人もいるだろう。


全く反論できないのだが、でもなんか違うんだよなー、と思う私もいるのである。
そして話はまとまらない。
ここまで読んで、時間をムダに使わせて申し訳ないです。


本文と写真はまったく関係ありません

( T▽T)<名刺いらないって言われちゃった‥‥