大和田秀樹のマンガは、「普段は平凡な人が実は‥‥」というスーパーヒーローものの
設定を逆手にとったものが多い。
このマンガも、可愛い女の子が実は関節技のスペシャリストで生まれながらの独裁者、
という話になっており、ある意味、女性に対する悪意に満ちている。

- 作者: 大和田秀樹
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2002/11
- メディア: コミック
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ライバルの魔法少女と闘う。
この頃は、まだ学園もののパロディといった感じで、どす黒さがマックスに達していない
気がする。

超・大魔法峠―マジカル血煙コミック (角川コミックス・エース)
- 作者: 大和田秀樹
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2004/11/26
- メディア: コミック
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しかし、プリンセスは無敵の強さを誇り、他を圧倒するのみ。
ジャンプだったらライバルがいないから盛り上がらないぞ。

- 作者: 大和田秀樹
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/09/21
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ちなみに田中ぷにえは九九の6の段から言えないほどバカである。
絵が上手くなっているのは、アニメを意識したせいだろうか?
基本的に大和田秀樹は、暴力と漢気(おとこぎ)だけが最終的に通じるものだ、という
メッセージを発信している。
その思想と魔法少女のギャップが笑えるのだが、決め球がそれしかないために、他の
マンガ(「野獣社員ツキシマ」とか)を読んでも同じように見える欠点がある。
もっと絵にエロさをプラスすればいいのかもしれない(←テキトーなこと言ってますが)。
あ、単行本にある「ぬり絵」シリーズがすごく好きで、「ニート」とか「宿無し」は
傑作だと思います。