会社さん

会社の名前に「さん」をつけるのは何故だろう? 
「TBSさん」とか「楽天さん」と言う方が、相手に対して失礼にならないと考えている
のかしら。
糸井重里の「オトナ語の謎」でも、ちょっぴり言及されていたのだけど、外国では
こんな呼称はないと思うのだが。


法人にも人格があるのだから、「さん」をつけるのも一理ある。
日本語は、一人称・二人称が無数にある言葉で、なぜかというと、相手との関係性を
常に意識して会話しなければならないからだ。
敬語の複雑さも、このためである。


つまり、会社を「さん」と呼ぶシチュエーションというのは、相手の会社の人がいて、
なおかつ敬意を払わなければならない場合であろう。
外国人が日本語で仕事をするとき、どうしてるんだろう。


私も就職して働き始めたら、周りの人がこういう言い方をしているので、なんとなく
従っていたのだが、ずっと違和感があった。
でもまあ、社会人になるってのは、こういうことかなぁ‥‥と自分を納得させていた
のだが。


こういう言葉遣いは、勝ち組の世界でだけ生き残るようになるのかもしれない。
だって、負け組はまともな敬語を話せないからね。
私は低廉な店での接客サービスの低下を肌身で感じているので、マニュアルから外れた
事態の対応には全く期待していないのだ。


というわけで、会社に「さん」をつけている人は、その企業文化(?)を守っていって
くださいやぁ。変な結論w