BS2の「まるごと！ ガンダム」のぐだぐだ具合は何なのだろう。
ただ、友近とケンドー・コバヤシが出演したのは、「それゆけ！ ゴロッキーズ」みたい
で面白かったけど。
ガンダムには、ジオン公国というのが出てくるが、Zion というのは Zionism<シオニズム>を意識したことは間違いなかろう。
（シオニズムとは、世界中に散らばったユダヤ人が聖地エルサレムのあるところに自分たち
の国家を建設しようという運動のこと）
その、ジオン公国の軍人の服装は、まるでナチスみたいに見える。
これも意識的にそうしたのだろうが、かなり倒錯した設定であることは間違いない。
イスラエルでファースト・ガンダムを放送したら、えらいことになるのではなかろうか？
私が思うに、ユダヤ人はホロコーストのことを戦後ずっと宣伝し続けている。
特に、米国のハリウッドを手中にしてからは、世界中に自分たちがいかにひどい目に
遭ったかを洗脳するように伝えている。
もちろん、ホロコーストは許されないことであるし、断罪すべきだろう。
だが、一方でユダヤ人たちはパレスチナ人を迫害している。
パレスチナ人は、ハリウッドのようなメディアを持たないので、ひどい目に遭っている
ことを世界中に宣伝できない。
いや、民族抹殺を意図したホロコーストと、入植における原住民の排除とは性格が違う
ことは分かっているが、パレスチナ人だって被害者であることには変わりがない。
（米国におけるインディアン虐殺は、最近になってようやく原住民の視点で
映画化されているのではなかったか？
メディアに乗ったからといって、原住民の地位が向上しているわけではないけれど）
あまり声高にホロコーストの悲劇を訴えられると、じゃあ、あんたたちユダヤ人は何も
してないのかい？ と突っ込みたくなる。
私は宗教を信じられないので、大昔の誰かが考えた思想を現実化しようとごり押しする
のは、どうかしてるとしか思えない。
原理主義から開放された、ニュータイプの出現を願うのみである。
